Reading Tour

よく停滞、時に更新、きままな読書系ブログです

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語録・名文10

◎テンマが言ってた 楽しい思い出がなければこれから作ればいいって*
(浦沢直樹、漫画家、『MONSTER』より。ポジティブに、ポジティブに。)

◎人って……どういう時に成長するんだと思う? 私はね…… 不安や失敗で挫折しそうな時だと思うんだ…… そんな時になにくそ! って誰の手も借りずに自分の力で立ち上がるの その経験は 絶対に次の新しい自分を作ってくれる……!!
(山崎さやか、漫画家、『はるか17 Volume11』より。強く、強く。)

◎男は――好きな女に同情されては生きてはいけない 俺が強くなればいい 足のことなんか忘れさせるくらい 強くなってやる
(井上雄彦、漫画家、『リアル 第4巻』より。弱さをここぞとばかり女にアピールする男は大嫌いだ。やっぱこうでなきゃ。)

*……手元に『MONSTER』がないため正確なセリフじゃない可能性があります。
注:セリフの区切りは空白で表しています。

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タグをつけてみた

タグをつけてみた。
単語をどれにするか考えてみた結果、作家の名前にすることにした。

で、
タグをつけてから気付いたよ。
偏ってる&一貫性がない。
こりゃどうしたものか。

というわけでしばらくは無作為に感想つけてみよう。
量だよ量。

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ワールド杯雑感

大して詳しくないから結果だけから判断すると、
要するにこれが日本代表の実力なんでしょ?

なのに、日本戦が始まる前のあの全体主義的な「日本強い」
って報道は何だったんだろう。
大手メディアは、特にテレビなんだけど、セルジオ越後だけが
日本代表を強く批判しているという報道ばかり。ほかはみんな期待を持たせるような
予測ばかりがメディア上で目立っていた。

専門家がそろいも揃って節穴とは言い難い。
ということは、メディア側が日本代表の批判をするなって言ってたんだろうね。
少しでも日本が弱いって事実を国民が知ったなら、誰も期待しないという経済的損失が
生まれる。グッズ買わない、飲みに行かない、応援に行かないという風に。
現に日本代表が負けたり引き分けた次の日、株価が下がったしね。

実際は弱いのに強い強いと嘘を教えられ、嘘を真に受けピカピカの日本代表シャツを
着、お酒を片手に応援してみんなと騒ぐことを楽しみにしている(させられている上に
単に騒ぎたいだけ、別にサッカーじゃなくても彼らは多分いいっていうのがさらに泣けてくる)
一般大衆っておめでたい。もともとサッカーが好きな連中はニワカにうんざりしないのかね?

一方でテポドンを撃つのか撃たないのか、そのことに恐怖あるいはもうそんな感覚すらなく
茶化している風潮は大衆化社会の末期的症状としかいいようがない。チョムスキーが
『メディア・コントロール』で言っていることが日本で現実のものとなっている。
「娯楽・スポーツ・適度な恐怖」を与えることでメディアは大衆をコントロールする。

その流れに身を任せると楽だけどね。
でも少しぐらい前述した状況について考えてみてもいいんじゃないかなぁって。
メディア側の人間に鴨&馬鹿にされているって事実をさ。

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classicを喪った時代

 classicは普通「古典」などと訳されるが「規範」という意味もある。
つまり、classicは生き延びるための指標、後世の人のための手本・知恵となっていた。
そのような性質を帯びるゆえに、classicは何度も何度も同じことを繰り返す。
能・落語・歌舞伎などは言うまでもなく、例えばじいさん・ばあさん・おじさん・おばさんたちが
与太・自慢話も繰り返しているのは、言うなれば後世にバトンを渡している行為である。

「新しさの神話」という概念がある。ここで言う神話とは人間が根拠を疑うことなく信ずるもの。
新しいものに価値があり、誰よりも新しいものを手に入れることがよしとされる。
高度情報化社会に入ってからそのような傾向はますます助長されている、なんて気持ちは
今を生きているわたしたちには実感としてあるだろう。
例えばトリノ五輪で騒いだ後はWBCに盛りあがり、そして今はサッカーWCの話題で
華を咲かすことがトレンドだ。よっぽどのファンあるいは関係者以外の人間が
トリノやWBCについて今更口にするなんてまずありえない。

他にも例えば「TSUBAKIを使ったことがある」と言えば話題になるし、女優6人のCMについて
あれこれ言うのも話のネタになるだろう。(ちょっとこれは古いかも)
とある情報筋によると、あと6人TSUBAKIの女優が増えるらしく、その一人はトリノ五輪で
一番目立ったあの人らしいけど、ホントかどうかはマスコミに発表されてからw

閑話休題

 今の時代、何の根拠もなく新しいものがもてはやされ、古いものはどんどん駆逐されている。
classicはもてはやされないのが当然で、名作以外は淘汰されている。わたしが言いたいのは
つまり、現代は規範を喪った時代だ、ということ。

読書も新しいものを読むことが良いとされる。読書系の人気ブログはみな新刊本のレビュー
ばかり。もちろん読む側も新しいものを要求しているのだから、それは需要にあっていることだし
悪いことではない。

 が、規範を喪った時代でいいのだろうか? とわたしなんかは思っている。新しさの神話を
掲げ、絶えず流行を追い求め、オートポイエーシス的にぴょんぴょんとあちらこちらへ
移っていては個人的な軸、アイデンティティを保つのも一苦労しなきゃいけないだろうし。

身近にもネット上にも心を病んでしまった人が多いのは、絶えず新しいものを追い続けないと
いけない時代だからかもしれない。だからといって、流行を追うのを止めてしまえば、
消費が滞りたちまち不況となる。古きを見直すことは時々するぐらいなら良いが、
それが主流になっては、今の日本でしてはならない行為だ。

じゃあどうすればいい? 一番楽なのはコンフォーミズム、現状肯定主義だ。
流行に乗ればいい、遅れなければいい、いわば強者の論理で行けば少なくとも自分一人は
何とかなる。「他? さぁね、そいつがダメなのは努力が足りないからだ」「いちいち出来ない
奴に構ってられるかっての、そんなことより自分磨き自分磨き」っていう風にね。

まぁ、ともあれ、規範なき時代が殺伐とするのも宜なるかな。
みんなの意識が変わらない限り、「新しき」時代はいつまでも変わらない。

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One-line book review 19

ラ・ロシュフコー箴言集/ラ・ロシュフコー
たった数行でも読者をはっとさせる。箴言集の中でも最高峰と言ってもいい本。

告白と呪詛/シオラン
手厳しい箴言集。皮肉・毒舌めいたシオランはこの本を上梓したとき76歳。いやはや。

論理哲学論考/ウィトゲンシュタイン
じっくり一週間かけて読んでみると分かってくるかも。かなりの難書。
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豊島ミホさんの本を

読んでみました。『陽の子雨の子』『夜の朝顔』
の2冊。

この2冊のどちらにもテーマがあって、作品的に
重なりはしないんだけど、どちらにも
ひょっこりと彼女らしさが伺えて、面白いなぁ
と思いました。
わたしは『夜の朝顔』の方が好きです。


 アマゾンレビューやその他ブログ等で「漫画的」という感想がちらほら見られたけど、
そうじゃない。豊島ミホさんは小説でマンガを書いているんだと思います。
もともとマンガ家を目指していたそうで、そう考えるとなるほどなぁと。「漫画的」な描き方を
する小説家は確かにいるけど、マンガで書く小説家は誰もいなかったから、面白いなこの人
と思った次第です。

 展開を考えると、例えば『陽の子雨の子』なんかはあり得ないし、『青空チェリー』の中の
「ハニィ、空が灼けているよ。」にも同様の無理があったりする。また『日傘のお兄さん』も
小説だから書けたものの、絵もしくは実写化してしまうとストーリーが成り立たなくなってしまう
くらいおかしな展開がある。つまり、書けるけど描けないものが豊島作品にはある。
 だけど、そういう展開を超えて訴えてくるものがあるから、豊島ミホさんはただ者じゃないと
感じました。小説家であれマンガ家であれ、読者を引き込む魅力が無ければどんなに描写や
展開が巧かろうと大したことがなく、また意味を持たない、とわたしは思うので。

 今のところ、彼女の世界観でしか作品を書いていないけど、もっともっと世界を拡げて
例えば、家族ものなんかを書いたりしたら、今までの家族もの小説とはひと味違う作品を
書くんじゃないかなーって思ってて、勝手に期待なんかしてます。

 やっぱり文学も時代とともに変化していて、時に粗悪な作品が市場に出され、
しかもベストセラーになって叩かれたりするけど、良い作品はきちんと存在するだなぁって。

 豊島ミホさん、この作家はもっともっと伸びるし目が離せないですよ。


と、ここまで書いて作品の感想書いてなかった……。苦し紛れに印象に残った文章を
『陽の子雨の子』『夜の朝顔』から引用します。

 間違いや、不幸や、行き違いや、どうしようもない悲しみはあって、僕らの世界にしとしとと溜まっていく。灰色の点々になって、あじさいの葉の陰に潜み、学校の廊下の蛍光灯のなかでうごめく。それはいつも誰かに降り掛かっている。そして間違いなく、僕の身にもいつだって降り掛かり得るものなのだ。
 でも、たぶん、僕らは単純に潰されてしまったりしない。なにも両足でふんばって正面から立ち向かわなくたって――頭を抱えて震えてやり過ごすのだっていい、そいつにだめにされさえしなければ。                  『陽の子雨の子』

 ――私はやさしくなんかない。
 いつだって逃げ出したかった。シノくんのいたたまれないような不格好さ、それをはやし立てるみんなの声、そうして、ひっそりとその嘲笑におびえてしまう自分の弱さ。全部から、私は逃げ出したかったのだ。                 『夜の朝顔』



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メモる

小説の「聖」
対談・鹿島田真希+古川日出男

日時:2006/6/24(土)15:00-17:00
会場:早稲田大学戸山キャンパス34号館452教室
対象:学生・教職員・一般
参加申込み費用:入場無料・直接会場へ

去年と今年の三島賞受賞者の対談です。
面白そうだから行ってみようかな。

もう一つ。
村山由佳・志田光郷サイン会
日時
6月13日(火)16:00~
会場
大隈ガーデンハウス2階
費用
無料
整理券取扱店舗
生協コーププラザブックセンター(先着160人)
文学部店(先着30人)
注意
当日は、購入した本と整理券を持参すること。
詳細
http://www.waseda.jp/student/weekly/morite/1094f.html

忘れないように、ブログにメモメモ。

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本を購入しました

今回は6冊。

中村航『リレキショ』河出文庫
中村航『夏休み』河出文庫
辻邦生『樹の声 海の声4』(絶版)
辻邦生『樹の声 海の声5』(絶版)
辻邦生『雲の宴(上)』(絶版)
辻邦生『雲の宴(下)』(絶版)以上朝日文庫

とっくの前から本棚が足りないんだけどどうしよう。
でも本棚を購入するくらいなら本を買っちゃうこの癖をなおさないとたぶん無理だ。
本を買うお金が欲しい、本棚を買うお金が欲しい、本を読む時間が欲しい。
本読みさんの三重苦、です。

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きのうのできごと

昨日は疲れ気味だったのか20時にぱたりと寝てしまい、起きたのが4時。
寝過ぎな感もあるけど、けっこう深い眠りだったみたいで清々しい。

何とはなしに大学のとある場所、というか卒業生しか入れない場所があって、
そこはお気に入りなもんで定期的に行くんだけど、ぶらり寄ってみたらすでに先客が。
女の子三人組。最初は気にしないでふかふかの椅子に座ってくつろいでいたら、
彼女たちの会話が耳に入った。まぁ静かな場所で、自分含めて四人しかいないんなら
いやがうえでも聞こえてくるんだけど。

「小説うんぬん……」と会話していたので、読んでた本から目を逸らして彼女たちに目を向けたら、
あら、その中の一人は綿矢りさじゃないですか。
てか、こんな所で、しかも目的あって来たわけじゃない、おまけに互いに卒業している身分なのに、
出会うっていうのが、びっくりした。

ただそれだけの話。
別に知り合いでもないんでただ有名人を見たというまさにただの身辺雑記。
まぁ、小説の話をしていたので近いうちに「文藝」辺りから作品発表するんじゃないかな、
と勝手に予想してみる。
『文藝 秋号』に期待してみよう。

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