Reading Tour

よく停滞、時に更新、きままな読書系ブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

味覚そして美味しいたべもの

データは偏っているものの、まずはこちらをご覧いただきたい。
加齢と味覚感度の甘い関係
http://www.mbcl.co.jp/column/0211k.html

つまり、
味覚は歳を取っちゃうごとに失われていく感覚である。
この事実はわたしが予備校生だったとき、国語の講師から聞いていた。

だから大学生になったとき、グルメに走った。
たべものを美味しいと感じるには、美味いものを食べてその感覚を経験として
覚えていかなねばならない。

都内の有名どころ、情報を集めて友達連れて行ったり、
恋人と行ってみたりなどなど、大学生のくせにやたら詳しかった。
美味しいもの食べたついでに、そういう場所での振る舞い方も覚えた。
「空気」の読み方を覚えた。今でもそれは糧になっている。

美味しいものを「美味しい」と感じ取れないのは不幸以外の何ものでもない。
今でも、南麻布の某ダイニングバーで食べたフォアグラの衝撃は忘れられない。
東麻布の某中華で食べた北京ダックは思い出しただけでたまらない。

でも難点がふたつ。
ひとつはお金がかかる。これはどうしようもない。自分で稼ぐ、あるいは奢ってもらうしかない。
ついでに連れて行くパートナーも慎重に選ばないといけない。
異性と行って、勘違いされて、色々面倒なケースになることもしばしば。
ふたつ目の難点、今回こちらを重要視したいのだけれども、
名料理人が直々作ってくれること
同じ料理を作っても、料理人の包丁さばきでまったく違う味付けになる。
本当に月とすっぽん並みに味が違う。

例えば天ぷら。「てんや」レベルでも揚げる人でまったく違う。
天ぷらははっきりと差が出るから、食べ続けてみるとその違いがよく分かる。
実際、てんやで試してみると面白いですよ。

他の例として、上記に書いた東麻布の某中華で、「たまたま」不快な目にあったことがある。
偉い人による丁寧な謝罪後、同じものが作り直されて来たのだけれど、
「さっきのと同じものですか?」というくらい、格段に味のあがったものが出された。
予想するに料理長級の人が作ってくれたのだと思う。

こういう経験上、
必ずしも名店に行ったからといって美味しい料理が出されるわけじゃない
ということを学んだ。

今の日本で美味しいものを食べるには金とコネ、なければ運が必要なのだ。
グルメ番組等で、芸能人がふんぞり返って「食ってやってる」様を見ると思わず憤ってしまう。
「彼らは本当に味が分かっているのだろうか」と。

現在、格差格差と大騒ぎしているけれども、味覚の格差なんてとっくに進行している。
まず頂点に特権階級の人間。彼らは毎日奢侈の限りを尽くしている。
次いで、味に敏感な層。彼らはなけなしのお金をはたいて有名店に通うお客さま。
次が、味に興味ない層。ここが大半だと思う。自炊で味覚はある方だから、この層は別に
大丈夫だと思う。
憂うべきは味に鈍感な層。ラーメンは濃ければ美味いとか言い出す層。
単純な味付けが好きだから、ファストフード系が大好き。
若い人を中心に味に鈍感な層が増えているから、最近「食育」なんてのが
流行っているのだろう。

味覚を鍛えるには、自分で試行錯誤するしかない。
アメリカは「スーパーサイズミー」を観れば分かるようにひどい状況だ。
日本はファストフードにしろ牛丼、ハンバーガー、寿司等色々あるから大丈夫、
なんてことをしたり顔で言ってるけど、十数年後アメリカを馬鹿には出来ない状況が
日本を取り巻いててもおかしくはないと思う。
味の分からない人間が増えれば、味の多様性を求めるよりも一元化したが効率的だろう。

退っ引きならない状況に置かれた人間が生き延びるために知恵を振り絞って
作り上げてきた文化(=広義の文化、ちなみに日本文化とかファッション文化
というのは狭義の文化という)を日本は現在進行形で破壊している。
わたしたちはそれを目の当たりにしているまことに幸福な世代といえよう。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

>law_school2006さん
こんばんは。
反応あると嬉しいですよ。
ちゃんと読んでいる方がいるんだなって
更新意欲も湧いてきます。
>「かれし」(語尾上げる)
めちゃめちゃ分かりますよ!
友達にもこの言い方する人いますからなおさら。
軽いもの言いがなんか引っかかるんです。

reading_tour | URL | 2006年09月01日(Fri)00:07 [EDIT]

全然本質的じゃないところにコメントしちゃいます。
>恋人と行ってみたりなどなど
いいわね~、「恋人」!
最近は「かれし」(語尾上げる)「かのじょ」で済ます若い人がおおくて。
私としては、不満でしたので。。笑

law_school2006 | URL | 2006年08月31日(Thu)23:43 [EDIT]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。